today is a good day for start !

36才男子。新しい1日を、今日から。

【12日目】業界用語としての「ストロング市場」について

f:id:todayisagooddayforstart:20160403071202j:plain

5時53分起床。

今日は1日ずっと雨らしいが、

マーケティング上、少し試してみたいことがあって、

朝からアドレナリン全開である。


さて。

本日は「ストロング市場」について、書こうと思います。

f:id:todayisagooddayforstart:20160403071032j:plain

私が、とあるミーティングに参加した時のこと。

そのミーティングは、大手食品開発系のメーカーの人々で構成されていた。

 

「本当に栄養価のある野菜ジュースがあるといいな」

 

理系のエリート集団である彼ら(彼女ら)の、

本音が垣間見えた瞬間が何度もあった。

 

当時、私は半年の断酒継続中であり、

ビール飲料メーカーの名刺を見ても、

「懐かしいなあ」と思うくらいで、特に飲みたいとは思わないくらい、

順調な状態であった。

 

そんなシラフ真っ盛りのミーティングにおいて、

衝撃的な業界用語を耳にした。

 

「ストロング市場」である。

toyokeizai.net

 

われわれ酒飲みが、

安くて酔えるアルコール飲料を探しているように、

メーカー側も、それを「ストロング市場」と位置づけ、

マーケティング戦略を行っていたのである。

 

上記の記事によれば、氷結ストロングが、ストロング市場の先駆け、とのこと。

 

拡大のきっかけは、チューハイの主力ブランド「氷結」を持つキリンが2008年に投入した「氷結ストロング」のヒット。 

 

酒税の安さからも、メーカー側にとっては、オイシイ商品らしい。

チューハイの場合、350ミリリットル当たりの酒税額は28円(一部商品を除く)。同77円のビールの半分以下と税負担が軽いことから、店頭価格を安くできる。アルコール度数はビールよりも高いが、価格はビールよりも安い。この”コストパフォーマンス”の良さが人気の要因だろう。

 

飲む側も飲む側なら、

供給サイドにも、倫理のヘッタクレもない「ストロング市場」。

自分が酔いつぶれるたびに、

企業がほくそ笑む。

 

そんな仕組みの中にいる自分に腹が立ちながらも、

酔いつぶれていた頃を、

今、なつかしく思い出している。

 

today is a good day !